授業用マインスイーパゲーム


概要

俗に言うマインスイーパゲームです。 ただ普通のと違うのは

  1. 必ず論理的に解ける問題を出す
  2. 授業用に特化している

ということです。このうち 1. の論理的に解けるためのとっかかりとして「四隅には機雷が置かれない」という独自ルールを採用してます。 一方 2. の授業用に特化しているというのは、もともと液晶プロジェクタでフィールドを投影して、クラス一丸となって問題を解いて行くために作られたからです。 そのため誤って機雷をクリックしてもゲームオーバにはなりません。 また授業を円滑に進めるための幾つかの工夫が施されています。

使い方

「START」を押すと新しいフィールド (機雷をばら撒かれた状態) が作られます。 Panel Size と Bomb Ratio を適当に選んでから押してください。 四隅には機雷がなく、そして必ずそこから論理的にすべて解くことができます。 Display1〜5 を押すとサブディスプレイに全画面表示されたフィールドが表示されます。 液晶プロジェクタ表示用です。 プログラムは起動時にこのコンピュータは何個のディスプレイが繋がっているのか数え、 その分だけボタンを有効にしています (最大 5 個)。 そのため液晶プロジェクタに接続してからプログラムを起動した方がいいでしょう。

二つの画面とも未開パネルに対し、マウスの左クリックでパネルを開く、 右クリックで機雷マークを置きます。 また既開パネルのうち数値と八近傍の機雷マークの数が等しいものを左クリックすると、 八近傍のうち未開パネルをすべて開くことができます。 この辺の使い方は他のマインスイーパアプリと同じはずです。 タイトルバーに未開パネル数が表示されてます。 それがゼロになればクリアです。

サブディスプレイ用画面は問題を解くことに集中してもらうためにあまり余分なボタンや情報提示はありません。 一方メインディスプレイ用画面は授業を進める上で幾つかの情報を載せています。 その中の一つに機雷が無い所に機雷マークを置いたら違うと表示されるものがあります。

上の図の右の機雷マークは背景が赤くなっていますが、これは間違いだということを 示しています。 ファシリテータは適当なタイミングで「そういえばここはおかしくないかな」と解説してください。 さらに「HINT」ボタンを押すと、今論理的に解けるパネルが明示されます。

赤くなったパネルは機雷、青くなったパネルは機雷でないと演繹できます。 注意すべき点として、このボタンを押しても色が変わらなかったパネルでも は論理的に解けるものがあることです。 色が変わったパネルだけが論理的に解けるのではなく 少なくともこれらは論理的に解けるという意味です。

クラスで一丸となって解いてて次どこが解けるか分からなくなった時、 ファシリテータは手元の色が変わったパネルを見て「そういえばここってさ」 と解説してください。 しかしそこがなぜ論理的に解けるのか説明するためには、 ある程度マインスイーパに慣れておく必要があります。 多分 この辺が参考になるでしょう。 ただしこの中では「残数確定」と呼んでいる、残り機雷数は何個でそのパターンはこれしかないから、という解き方があります。 個人的にはこの考えは機雷掃討をメタファとしたゲームへの戦略として好みではありません。 その辺は作者の特権ということで設置機雷数は毎回ある程度の揺らぎを持ちこの戦略は使えないようにしています。

ダウンロード

Windows 上で動作します。動作確認は 10 でしか行っていませんが、 おそらく 7 や Xp でも動くのではないかと思います。

本件に関する発表


[戻る]