USB カメラを用いたマークシート読み取りシステム


概要

演習プリントを出席代わりにしようとすると 出席情報を電子化するのが面倒です。 そこでマークシート化を試みました。 ScanSnap 等の自動スキャナで読み取ろうとすると高確率でジャムるので、 手で一枚一枚 USB カメラで読み取らせるようにしたのが特徴です (経験上そちらの方が速い)。 システムは学内限定で公開しています。

なお当システムは 東北学院大学熊谷研究室 の WEB に掲載されていた過去問 (例えばメカトロニクス・プチテスト)の画像を見てインスパイアを受けました。

スキャナで読み取るのと違い、 カメラの場合必ずしも紙の真上から撮影することができません。 もちろん十分調整すれば可能かもしれませんが、使い勝手が非常に悪くなり現実的ではありません。 毎回読み取り作業をする度にカメラを適当にセッティングすれば動くようにする、 すなわち紙面とカメラ視線の角度や距離が多少異なっていても問題ないようにする必要がありました。 そこで幾何学による補間を用いてほぼ真上 (50°以上) から撮影するようセッティングするだけで動作する技術を開発し組み込んでいます。

当技術に関する情報は、 「千田, 『WEB カメラを用いたマークシート式成績入力システムの試作』 久留米工業大学研究報告 No.41, pp73-84 (2019)」 にて発表しました。


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